22日目 7月8日

デスバレーからモノ湖へ







部屋の中にいるとデスバレーにいることを忘れるほど冷房が効いて快適だったが、ドアを一歩出るとその暑さは半端ではない。ということで今日は朝食前にデスバレー観光を終わることにした。早朝5時半頃、外気温は華氏100度(37℃)を超えてた。陽はないのに汗がにじみ出てくる。ファーニスクリークから南へ30分、バッドウォーターには6時頃ついた。駐車場にはもうすでに車が1台止まっていた。ここは北米大陸の最低地点で海抜はマイナス85.2mだそうである。正面には真っ白な大塩原が果てしなく広がっている。まっすぐ伸びた塩の道路、出発点は踏み固められて、絵で見た塩の結晶が見れなかったので、誰も通っていないところまで行ってみようと、いつもの好奇心で一人どんどん先の方に歩いてみた。でもたいして変わらなかった。
悪魔のゴルフコース、ここは塩の結晶が岩のようにごろごろ。こんなところでゴルフは悪魔でもしないだろう。なんでこんな名前がついたのか、不思議。
まだ時間に余裕があったので帰路の途中、ちょっと横道にそれてアーティスツパレットというところを通った。壁絵でもあるのかなと思っていたら、なんと正面に立ちはだかる岩山がそのまんまキャンバスという、すばらしい景観の一方通行道路だった。崖の斜面の多彩な鉱物、激しいアップダウン、狭くて曲がりくねったドライバー泣かせの道路。前半は特にジェットコースターなみのスリルに年甲斐もなくギャーギャー言いながら楽しんだ。一息ついたところでカメラのスイッチを入れてないことに気づいたが、クライマックスは通り過ぎていた。しかし全長が9マイル(約15km)の予期しないドライブ、これは「棚からぼたもち」気分だった。


262feet/85.5meters below sealevel  と書いてあります。バッドウォーターです。


塩海原が果てしなく広がっています。




どんどん奥の方まで行ってみました。


塩の結晶

悪魔のゴルフコース


ホテルは公園の中心にあります。


死の谷と名の付いた、灼熱の地とは思えない緑がある素敵なところです。でもこんなしてても熱いんです。


こんな車もおいてありました。





遅い朝食を済ませて、一路北へ向けて出発だ。
国道395号線のパノラマ街道。車窓左側に横たわるシエラネバダ山脈は絵のようにきれいだった。
真珠湾攻撃の6か月後、一万人以上の日系アメリカ人が土地や財産を奪われ、連れられてきて不自由な生活を強いられたという「マンザナール収容所跡」を訪れた。過酷な地で3年半の間収容された記録がたくさん残されていた。
その後スキー場として有名なリゾート、マンモスレイクへ行った。入口のインフォメーションでマップをもらうと、かなり奥まったところにきれいな湖がいくつもあった。サイクリングロードも整備され、とても静かないいリゾート地だった。
シエラネバダ山脈は油絵で描いたみたい


マンザナール収容所


マンモス湖


マンモス湖


モノ湖そばの Lake View Lodge 一戸貸し切りだ。美しい庭園もあってそこにはテーブルなどもおいてあり、外で食事している人たちもいた。一泊ではものたりないような、いいコテージだった。ここでのちょっとしたトラブル、トモヤんパパが、靴があまりにも汚れていたのでトイレットペーパーで拭いて、そのぺーパーをトイレに入れて一度に流したものだから紙が詰まって流れなくなった。「ごめん、トイレを壊した」と冷や汗たらたら。「そこにポンプはない?」と洋子ママ。あった。外国の水洗トイレは簡単に詰まるらしい。過去にもそんな場面に遭遇した洋子ママに感謝。すぐにトラブルは解消した。よかったね。


広いリビング


ベッドルームは2室

このイエローポテトがほんとにおいしかった。粘り気があって甘みがあって。レンジでチンして、この日は田楽味噌。