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じじ・ばばの、今しかできない挑戦の記録です。



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おわりに


この「おわりに」を書いている日、2014年9月21日(日)に私は67歳の誕生日を迎えた。
1か月間の旅から帰り2か月も過ぎて、やっとこのホームページに記録を残すことが出来た。
いみじくも66歳の年に、それまで全く叶うとは考えもしなかった憧れのルート66
を自分の目で確かめることが出来たなんて、なんと素晴らしい年だったのだろう。

この年齢になって、1か月もまとめて自由な時間を持てるというのは、とても恵まれていると思う。自分の体調、家庭環境、その他もろもろの事情で、自由きままに行動できるということはそんなに簡単なことではない。同年代の周囲の人を見ても、そう思う。たくさんの方々の理解、協力のおかげ、ほんとにありがたい。

夫婦二組で一か月間、ベッドが二つ並んだ同じ部屋での泊りが大半の旅。たいていの人がよく1か月間も、という。他人事で考えれば確かに普通にはできないことかもしれない。ところが、私たちは最後までともに感動し、また行きたいと、いつもの旅の終わりの感想を抱いて帰って来たのだ。
それより、もっとたくさんの収穫もあった。4人一部屋ということは、お風呂も1つ、トイレも1つ。1日や2日くらいなら何とかなるが、大半がそうだから、そこには、同宿者への思いやり、気配りがなければ些細なことでもぎくしゃくしてしまうだろう。
一番に穴見パパの気配りを感じたとき、自分たちも、気づかないうちに迷惑をかけているということにならないように、としっかり心に言い聞かせた。

二人旅の時はお互いにわがままいっぱいで毎日というほど口げんかが絶えないのが、この夫婦ケンカさえもぐっとこらえて耐えた(部屋が分かれても次の日にしこりが残ったらいけないので、我慢した)
4人が4人ともにお互いのことを思いやり、すべて控えめ控えめに言動しているのが感じられて、こんな気持ちで常に暮していれば、トラブルもなくいいのにな、と普段の自分の姿を重ね合わせて考えていた。
穴見ご夫妻とご一緒させてもらって、ほんとによかったと感謝している。

敬老の月、テレビから聞こえてくる高齢者の対象年齢は65歳以上。それから考えると、もういつ何時、何が起こっても不思議ではない「アラセブン」。まだまだ自分は若いと思って、今できることを先送りにする年齢ではなさそうだ。自分を取り巻く環境も考えないといけないが、誰かが犠牲になるのでなく、みんなが少しづつ譲り合って、ストレスの少ない関係を保ちながら長続きさせる、ということが一番大切なことではないかと思う。要介護の義母を一年に一か月だけ施設に預かってもらい、長期休暇をもらえるおかげで老老介護もやさしい気持ちで接することが出来ている。みんなに感謝である。






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バナースペース





じじ : 1948年生まれ
ばば : 1947年生まれ
生粋の団塊世代。
ベビーブームの 中でもまれて、たくましく育ったつもり。足腰に軋みが来ても気持ちはまだまだ青年でいたい,と思う、じじ と ばば なのです。