9日目 6月25日

モアブ3日目です。キャニオンランズ国立公園へ

キャニオンランズは赤茶けたコロラド川の水が大地を削り、緑茶色のグリーン川の水もまた深い谷を造る。二つの異なる水が出会い、さらに深く大地を削ってゆく。そんな壮大なドラマの舞台となっているところ。グランドキャニオンが100歳くらいだとしたら、このキャニオンランズはまだ30歳にも満たないといわれている。果てしなく広がる荒野にこれからさらに巨大な爪痕が広がっていくことだろう。

今日は朝一番で昨日やり過ごしたアーチーズのウィンドーズセレクションに行く。サウスウィンドウ、ノースウィンドウ、ダブルアーチを見ます。その後キャニオンランズへ向かう。







モアブのコテージからアーチーズへの入り口を過ぎて、左折。「天空の島」というロマンティックな名前を持つアイランド・イン・ザ・スカイへ向かう。ここは国立公園1年間出入り自由のビューティフルパスは使えない。通行料を払って、ほとんどすれ違う車もない見晴らしの良い道路を爽快に走る。
朝日の撮影で有名なメサアーチを後回しにして、グランドビューポイントへ直行。ここは果てしなく広がる荒野とそこにくっきりと刻まれたかのように深く蛇行しているコロラド川とグリーン川、それを空の上から見下ろすように眺める。ぞくぞくするような今までにない興奮を覚えた。
ここから崖の淵に沿ってメサの突端まで歩く。ほとんど水平だが、結構長く片道約1時間ほどかかった。
崖っぷちや山の頂上に立ってポーズをとることが大好きな約一人の人は、ここでもみんなの冷ややかな視線を浴びながら。やっぱりポーズをとっている。見ている方が冷や汗もの。
朝日のメサアーチには出会えなかったが、崖にかかったアーチ越しに大地の絶景が広がっている。怖くてアーチのそばには寄り付けなかった。

帰路デッドホースポイント州立公園にも立ち寄った。



今日も朝食はしっかり食べて。コーヒーはいつも穴見パパが準備してくださいます。


ノースウィンドウとサウスウインドウアーチ。ぞうさんのお目めみたい。


ターレットアーチ。大きすぎてカメラに入りません。


キャニオンランズです。

果てしなく広がる荒野。巨大な爪でざっくりかきむしられたような様は、心が震えました。

崖っぷちを前方の一番先端まで歩きました。


見てる方が気持ち悪くなりました。


地球の果てまでっていう感じです。


オフロードのメッカだそうで、遥か下に見える大地を車が走っているのが見えました。
グリーン川がよく見えます。



崖っぷちにくっついたみたいなメサアーチ。


後方は絶壁です。ここまで。


アーチから望む大地はまた違う威厳が。


デッドホースポイント。180度のカーブを描くコロラド川の流れによって形成されたガチョウの首と呼ばれる半島。


今夜でフルキッチンとお別れということで、大きなビーフを焼きました。さすがこれを食べた後はもうしばらく肉は要らない、と全員がため息をついていました。



冷やしそうめんとビフテキ、何とも取り合わせが奇妙なメニューですがアメリカだから、なんでもあり。