12日目 6月28日


モニュメントバレーへ   西部劇の舞台だあ!!

しっかり考古学のお勉強をして、いよいよ次のクライマックス、モニュメントバレーへ向かう。

モニュメントバレーは、メサと呼ばれるテーブル上の台地や、メサがさらに浸食が進み細くなったビュートと呼ばれる岩山が点在しており、岩がまるで記念碑が並んでいるかのように見える事からモニュメントバレーと呼ばれている。はるか2億7千万年前の地層であるナバホ・サンドストーン(砂岩)がこの地域の主役であるが、当時川底であったこの地域は、鉄分を含んだ砂が沈殿して堆積し、現在よりもはるかに濃かった当時の酸素濃度が鉄分の酸化を促し、茶褐色の地表となった。

アメリカの原風景ともいわれるモニュメントバレー。映画やCMなどでおなじみでまさに西部!という、大西部のロマンを代表するような風景と出会えた。





朝8時前出発、今日はフォーコーナーを経由して270kmの走行。いつも弁当持参だけど、今日は準備できてないのと、2日間のブランクでアイスボックスの中身が少々品薄になってきたので、まずコルテスのウォルマートで食料の買い込みをした。まだ9時前だったが開店していた。レシートを見たらお米を9袋も買っている。一袋が1.22ドルだから500g入りくらいだったのかな?それにしても思い切って買ったんだなあ。
そのあとマクドナルドが見えたので、朝のコーヒーを、と立ち寄る。ハワイでよく飲んだシニアコーヒーがあるかな?と穴見パパ。あった。半額の0.5ドル。税金入れて0.53ドル。安い! よしこれからもマクドナルドを探してシニアコーヒーを飲もう、ということで意見が一致した。

ここからフォーコーナーズまで66km、約50分。ユタ州、コロラド州、ニューメキシコ州、アリゾナ州が十字に交わってる。モニュメントがあって、4州それぞれの土産物店が軒を連ねていた。ここでの手工芸品は、他より安価で売られていたように感じた。駐車場は埃っぽくていい空気ではなかったけど、あたりには屋台もあったり、ちょうどいい屋根付きのテーブルもあったので、昼食にした。

ここからのコースは?さんのアドバイス、メキシカンハットを通ってフォレストガンプポイントを目指す。140km、渋滞なしで1時間半。道路はどこも一直線がずーっと続いて、あたりは荒涼とした砂漠だったと思う。ドライバーさんには悪かったけど、間違えそうにない道路では居眠りしている方が多かった。ゴメンナサイ!

それにしてもメキシカンハットって、なんか大きな目印になるような岩でもあるのかと思いきや、遠くにそれらしき小さい岩がかすかに見えただけ。ガススタンドで聞かなければ見落としていたかも。その後のフォレストガンプポイントは、触れ込み通り。まさにこれまで写真で見た風景がそのまんま目の前に。感動してカメラのシャッターを何度も押した。
そこから約20分くらいで、今日の宿、「ザ・ビュー・ホテル」に到着。すぐにチュックインできた。2階のビュートが見える部屋を予約していた。これ大正解。部屋のベランダから目の前にあのレフトミトンが・・・。とりあえず荷物を部屋に置いて、すぐに予定していたレフトミトンを一周するワイルドキャッツトレイルに出かけた。駐車場を出たところでまず明日のジープツアーを予約。2時間30分コースで一人85ドル。
ワイルドキャッツトレイルは、唯一個人で歩けるトレイルということだったので、午後1時という炎天下ではあったが、ひるまず挑戦。1周5.1km、気温42度、ぼこぼこの砂地に足を取られながら約3時間。洋子ママの靴が泣きくずれた。持ってた水は飲み干して、塩飴の一粒で命拾い(?)した。

夕食の後、夕日をカメラに残そうと、部屋のベランダからでも十分だったけど、洋子ママと二人で外に出てみんなが集まっているシャッターポイントまで行った。たくさんのカメラマンがそれぞれにポイントを陣取ってサンセットを待っていた。親切な人が、この位置でこのアングルでと自分のレンズを見せて、立ったり座ったりしながら教えてくれた。デジカメは少なく、ほとんどの人が一眼レフの大きなカメラを持っていた。いろんなこと言われても私はうなずくだけで何にもわかってはいなかったのだけど。


フォーコーナーズでの昼食。ウォールマートで仕入れてきたでっかいフライドチキンはおいしかった。パンの量も半端じゃないでしょ。元気の源です。


フォーコーナーズ。洋子ママと2州づつまたいで写真を撮りました。

モニュメント・バレーへ続く道は、行けども行けども一直線。3分間我慢して動画を回してみました。





これが噂の、じゃなかった、有名なフォレストガンプポイント。ここでも道路の真ん中に立って「バンザーイ」を叫びました。一直線の道路に車が一台もいないって、いいですねえ。




ホテルからワイルドキャッツトレイルのスタート地点までこんな砂地を滑りながら進みます。


ここからレフトミトンを一周します。


かなり大回りします。


今日の夕食です。野菜はいつもたっぷりです。右下の鍋がご飯も炊けお湯も沸かせる万能鍋です。


これがカメラのプロ(?)から手ほどきを受けて撮った写真


トモヤんパパが部屋から撮った写真。どう違う?


車が小さくみえます。この道を通っていた高級スポーツカーが、側面のドアの下のカバーみたいなものが外れて、男性が二人、途方にくれていました。



ビュートが見えない部屋もあってそこは少し安かったんだけど、やっぱりこんな素敵な部屋を予約できてよかった。ベランダからです。